HTC VIVEとは
HTC VIVEは、スマホなどのメーカーとしても有名な台湾のHTC社と、ゲームの配信を行っているValve Corporationによって共同開発され、2016年4月に発売されたVRヘッドセット(ヘッドマウントディスプレイ=HMD・センサーカメラ・コントローラー)です。
PCと接続してハイエンドなバーチャルリアリティを実現する端末として世界中で販売されています。
HTC VIVEの一番の特徴は、ヘッドセットをトラッキング(頭や手に持ったコントローラーを追従して計測する)するセンサー”Light House”ベースステーションを部屋の対角線上に2基配置することにより、3Dで作られたVR空間を歩き回ることのできる「ルームスケールVR」を実現していることです。
その広さは最大15×15 フィート(4.6m四方)までカバー。この中をVR空間として実際に自分の足で動き回ることができるようになっています。
このルームスケールVRにより、立ったりしゃがんだりする動きがVRの中で反映されるほか、コントローラーがStar warsの世界ではライトセーバーになるなど、より没入感のある映像・体験ができるようになっています。
HTC VIVEのスペック
- 解像度:1080×1200のディスプレイを両目用に2枚
- リフレッシュレート:90Hz
- センサー:ジャイロスコープ・レーザーポジションセンサーなど70以上
接続するPCの必要スペック


HTC VIVEは、PCと接続するディスプレイユニット(HMD)・トラッキングセンサー・コントローラーで構成されるため、接続するPCには下記の要件があります。
この要件を満たしていないと、スムーズに画面がレンダリング(3D描画)されないため、頭や体の動きに映像が追いてこられず、VR「酔い」が発生します。
一番大事なのはPCに搭載されたグラフィックボードで、もしCPUなどの要件が満たされていてもグラフィックボードのスペックが低いとプレイできませんので注意が必要です。
また、PCとの接続にはUSB・HDMIが必要となりますので、お手持ちのPCに空きがあるか確認が必要です。
グラフィックボードのレンタルも可能ですので、CPUやメモリなど他の要件を見たいしている場合には、グラフィックボードを追加でレンタルすることによりプレイが可能です。
HTC VIVEのPC要求スペック
- GPU: NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 以上
- CPU: Intel i5-4590 / AMD FX 8350 以上
- メモリ: 4GB 以上
- 映像出力: HDMI 1.4 または DisplayPort 1.2 以上
- USBポート: 1x USB 2.0 以上
- OS: Windows 7 SP1 以上
VRソフトウェア配信サイト「Steam VR」から、自分のPCがプレイ要件を満たしているか確認できるソフト「Steam VR Performance Test」をダウンロードすることもできますので、ダウンロードしてご確認ください。
(レンタルしても、PCが基準を満たしていないとプレイすることができません)
HTC VIVEパッケージ内容
HTC VIVEのパッケージ内容は下記の通りです。接続およびセットアップは、とても簡単。www.vive.com/jp/setup/にアクセスして、必要なソフトをインストールすると、画面上に指示が表示されますので、それに従って設定するだけです。
HTC VIVEで楽しめるコンテンツ(ごく一部)
HTC VIVEで楽しめる代表的なコンテンツです。VRコンテンツは、iPhoneに対するAppStore、Androidに対するGoogle Playのように、Steam VR、Viveportで無料・有料コンテンツをダウンロードすることができます。一度アカウントを作ると、ヘッドマウントディスプレイ内で、コントローラーを使ってコンテンツのダウンロードも可能です。最新のVRコンテンツはここをチェックです!